財団の歴史

公益財団法人本庄国際奨学財団は、株式会社伊藤園前代表取締役会長本庄正則が、個人の保有資産である2億円と株式会社伊藤園株式100万株を基本財産、1億円を運用財産として寄付をし、平成8年12月25日文部大臣(当時)より設立を許可されました。

また平成10年3月には特定公益増進法人に認定されました。

平成14年7月に本庄正則が他界し、夫人の本庄照子が志を継いで理事長に就任しました。同時に伊藤園の株式160万株が基本財産として財団に寄贈されました。現在は株式会社伊藤園代表取締役会長本庄八郎が理事長を務めております。

当財団の事業は、主に奨学金支給とそれに関連する交流事業です。主に発展途上国とその地域の平和的発展を願って、将来その国・地域のリーダーとなり得る優秀な学生に対して、奨学金援助を行っております。
研究分野を問わず、優秀な学生には学位取得に至るまで奨学金援助を行い、アルバイト等に時間を奪われることなく学問に専念して学位を取得し、帰国後は母国のため有為な人材になって欲しい、さらに親日家となり母国と我が国の掛け橋になってもらうことが、「本庄国際奨学金」の基本理念であります。

当財団の「本庄国際奨学金」には「外国人留学生奨学金」「海外留学日本人大学院生奨学金」「国内日本人大学院生」「高校生奨学金」4つの奨学金制度があります。また、海外の大学および機関と合同で運営している奨学金プログラムが5つあります。

いずれも指定校制といわれる、学校を通じて申請する方法ではなく、各個人が直接財団または運営機関へ応募できる制度を採っております。

平成24年からは「食と健康研究助成金」を開始しました。食品の健康に対する作用機序を解明する研究に対して研究助成金を授与しています。

今後もグローバルな視点を持つ奨学生と研究者への助成を通じ、国際交流、留学の促進、研究の向上に微力ながら尽力していきたいと考えております。